Flipper's Guitar ふたたび
otohana の諸々をチェックしてくださっている方はすでにご存知だと思いますが、Flipper's Guitar は otohana にとって、とても大切なアーティスト。
そんな Flipper's Guitar が残した映像作品『 The Lost Pictures 』『 Original Clips & Cms 』『 Testament 』を一つにまとめたDVD作品『 THE LOST PICTURRES, ORIGINAL CLIPS & CM’S plus TESTAMENT TFG Television Service 』が、DVD トールケースに仕様変更し再リリースされます!
発売日は7月24日!
otohana にとっての Flipper's Guitar とは。
詳しいことをこちらのブログで書いたことがなかったので、以前他の場所に載せた文章を、ふたたび記しておきたいと思います。
以下、2016年の記事の転載です。
その曲を歌うアーティストに、Mika は中学生の頃、出会いました。
Mika が知った時には彼らはすでに解散しており、リアルタイムで知れなかったこと、ライブに行けなかったこと、とても悲しくて、タイムスリップしたい!と、心の底から願ったこと数知れず…
なんとか追いつこうと、そのアーティストの曲を何度も何度も繰り返し聴き、映像や、古本も必死で集めました。
そんな Mika の想いを知り、彼らの音楽に触れた Sayaka もまた、時を越え、彼らを身近に感じました。
(だから音楽って、素晴らしい…!)
今回、この曲を演奏しよう、と決めたのはとても大きな決心でした。
わたしたちのように、タイムスリップしてでも、その音楽を聴きたいという強い気持ちを持つ人たちに、すこしでも喜んでもらえますように。
彼らの音楽を尊重し、できる限りすべての音を聴きとり、一音ずつ大切に楽譜に起こし、完コピ再現を目指しました。
「変化するからこそ、永続は美しい。」
小沢健二さんが、雑誌 olive で連載されていた DOOWUTCHYALiKE を終了するとお知らせされた回の一文。(ドゥワッチャライク 70「少し悲しい話」オリーブ No.353 (97/10/03))
ただ続くのではなく、キラキラしているからこそ、続いていくことの意味や美しさ、素晴らしさを思います。
物事は、移り変わる。
始まれば必ず終わりがくるもので、それはとても悲しいことですが、始まらなければ物事の素晴らしさを味わうことはできません。
終わりを怖れていたとしても、わたしたちは、何かを始め続けずにはいられない生き物。
そして、今この一瞬一瞬も、二度と訪れることのない、取り返すことのできないものだからこそ、美しいのだなーと思います。
そんな貴重な「時」ですが、常に意識することは難しく、日常として、するすると過ぎていくもの。
けれど、ある時。
すべてのタイミングが重なり、焦点が合って、点が線になった時。
奇跡と言うべき瞬間が訪れることが、ごくたまに!あります。
その瞬間というのも、変化し続ける日常にひそんでいるからこそ、貴重なのであり、美しいもの。
そして、そんな一瞬は、永続にもなり得ると思うのです。
わたしたちの中では、音楽がそれ。
フリッパーズ・ギターの存在は、特に、そんな一瞬の奇跡、そして奇跡の永続を、強く感じさせてくれます。
今回は、フリッパーズ・ギター二曲目!
奇跡の一瞬をふたたび!と願いたいけれど、ふたたびでもみたびでも、わたしたちの心の中にはずっとずっとその瞬間が生き続けています。
現在、otohana のレパートリーの中には、4曲の Flipper's Guitar の楽曲があります。
♡恋とマシンガン Young, Alive, in Love
Double Knockout Corporation=Mika
♡青春はいちどだけ Colour Field
Double Knockout Corporation=Mika
♡ラブ・アンド・ドリームふたたび Love and Dreams are Back
Double Knockout Corporation=Mika
♡ビッグ・バッド・ビンゴ Big Bad Bingo
Double Knockout Corporation=Mika
フリッパーズ・ギターもこれら4曲の楽曲も、私たちにとって、とてもとても大きな存在。
これからも大切に演奏し続けていきたいと、強く思います。
・・・今週のひとこと・・・
♡リトルプレス『はにほ vol.01 創刊号』
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