音楽と犬
11月になりました!!
11月1日は「ワン (1) ワン (1) ワン (1) 」で 犬の日 。
そして、11月3日は、日本レコード協会により制定された レコードの日 。
「レコードは文化財」という考えから「文化の日」に由来しているそうです。
今日は、「犬の日」と「レコードの日」に挟まれた11月2日ということで …
絵画のタイトルは『His Master's Voice』。
描かれているのは、蓄音器に耳を傾ける一匹の犬の姿です。
彼の名前は "Nipper (ニッパー)" 。
この絵画は、日本ビクターやHMV(『His Master’s Voice』の頭文字)、RCA (Radio Corporation of America アメリカ・ラジオ会社)などの企業のトレードマークとしても知られています。
この愛らしい姿には、ある物語があります。
原画は、1889年にイギリスの画家フランシス・バラウドによって描かれました。
ニッパーは、フランシスの兄マーク・H・バラウドがかわいがっていた犬。
しかし兄が亡くなったため、フランシスが彼の息子とともにニッパーを引き取ることに。
ある日フランシスは、たまたま家にあった蓄音器を使って、ニッパーの前で「ある音」を流します。
それは、かつて録音された兄、つまりニッパーの亡くなったご主人の声でした。
その音を聞いたニッパーは、蓄音機のラッパの前で耳を傾けます。
もう会えなくなってしまったご主人の声がする不思議な機械の前に座り、その声に聞き入っていたのです。
そんなニッパーの姿に心を打たれたフランシスが描き上げたのが『His Master's Voice』。
その後、この絵画を見た円盤式蓄音器の発明者エミール・ベルリナーもニッパーの姿に感動し、1900年に絵画をそのまま商標として登録しました。
以後、この愛らしい歴史犬ニッパーのマークは、最高の技術と品質の象徴として信頼され、愛され続けています。
寂しいけれど、とても温かくて優しい物語。
ニッパーは、亡くなった飼い主のことが本当に大好きだったのですね。
飼い主が大好きだった日本が誇る歴史犬といえば ... ハチ公!!
ニッパーもハチ公も、愛おしい優しい目をしています。
そして、ハチ公といえばハチ公像のある「渋谷」。
渋谷といえば、渋谷スクランブルスクエア が昨日オープンしましたね。www.shibuya-scramble-square.com
ハチ公に見守られながら、渋谷の街はどんどん変わります。
今月11月22日オープンの 渋谷PARCO もとっても楽しみ!shibuya.parco.jp
では最後に、otohana の 犬&作・編曲担当 Mika からひとこと。
・・・今週の犬曲当てクイズ・・・
(※答えは来週こちらのコーナーにて発表!)
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