はにほの装い
こちらのブログでも度々お伝えしていますが、リトルプレス『はにほ vol.01 創刊号』は、1冊まるごと otohana の手作り。
もちろん デザイン も!
というわけで、今回はデザインにフィーチャーしてみたいと思います!
まずは『はにほ vol.01 創刊号』の顔となる表紙。
本を手に取った方が、きっと一番はじめに見てくださる タイトルロゴ は、 Mika が一から制作した、世界に一つの題字です。
「あたたかみと親しみやすさがありながら、シンプルで色々なものとよく合う、新しい印象を持った字」がテーマ。
字の中に線があり、部分部分をつなげているのには、
「『はにほ』を通して、『はにほ』と『はにほ』を楽しんでくださるみなさんとがつながりますように!」という意味が込められています。
背景も、 Mika が描きました。
『はにほ』らしい明るくキラキラしたイメージで、いろんな色が混ざり合う、優しくてやわらかいけれど芯のあるタッチを心がけました。
誌面は、見やすさ、読みやすさを第一に、かわいらしさ、優しさ、手作りならではのあたたかさを大切に作りました。
フォント、色合い、文字の大きさ、構成などなど、全てに想いがたっぷり詰まっています。
メインとなる『はにほ』流弾き方楽譜の掲載曲は4曲ですが、実はそれぞれのページに曲に合わせたテーマ、こだわりポイントがあります。
第1曲目 エンターテイナー
テーマは60年代の外国の劇場。
折り紙でできた客席に座り、ワインの入った小さなグラスを傾けると、レースリボンの縁取りのある赤い舞台から、今にも「エンターテイナー」が登場しそうです。
第2曲目 チョップスティックス
otohana.hatenablog.com
子供の頃に見たような色合いの中、踊り出す水玉模様のお箸たち。
実はこれ全て、「布」なのです!
少しレトロな雰囲気の様々なドット柄で、80年代風テキスタイルに仕上げました。
第3曲目 エリーゼのために
森へ撮影に出かけました。
時に厳しく幻想的で、吸い込まれそうになる木々の不思議な魅力は、この曲に通じるものがあります。
森の中、ひっそりと置かれたピアノから流れ出す、静かな音色をイメージして。
第4曲目 月の光
otohana.hatenablog.com
今、私たちの見上げる「月」と、この曲を作ったドビュッシーが見上げた「月」は同じ。
それは、世界中どんな場所、時代であっても変わらないこと。
住宅街の夜空に、深く浮かび輝く折り紙の月を見上げては、そんなことを思います。
いかがでしたか?
otohana はこれまでも、デザイン面に力を入れて制作をしてきました。
そんな私たちのこれまでとこれからの詰まった『はにほ vol.01 創刊号』!(まだまだ書ききれないです!)
ぜひ色々な角度からお楽しみ下さい!
今すぐ色々な角度から楽しんでみたくなった方はこちらから▽haniho.themedia.jp
『はにほ』には、実は共通の裏テーマがあります。
それは、「和」。
色使い、折り紙、ハンコを押したようなピアノ、4コマ漫画、きせかえ ...
小さな頃から大好きだったもの、それは日本らしいと言えるものばかりかもしれない。
そんな気すらしています。
「はにほ」はそもそも「ドレミ」の日本音名ですが、一般的にはカタカナで表記します。
それでも平仮名にこだわったのは、平仮名には日本らしさがよくあらわれていると思ったから。
平仮名からは、柔らかくて礼儀正しくて繊細で真面目な「日本」が見える気がするんです。
日本にいると気が付きづらいとも言われる日本の良さ。
それでも日本にいる私たちだからこそできること、そういうことを『はにほ』で発信していけたらと思っています。
♡リトルプレス『はにほ vol.01 創刊号』
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