ケーキの歴史でタイムスリップ - 前編
クリスマスが、すぐそこまでやってきています。
クリスマスが大好きな otohana の二人は、準備をがんばる日々です。
otohana のクリスマスに絶対に欠かせないものといえばやっぱり、クリスマスケーキ!!
日本のクリスマスケーキは、1922年(大正11年)にお菓子の老舗メーカー「不二家」が、ショートケーキに飾り付けしたものを「クリスマスケーキ」として販売したことからはじまりました。
現在のように定着したのは、1970年代以降だそう。
今日ではショートケーキだけでなく、本当に様々な種類のクリスマスケーキが見られるようになりました。
ショーケースに並ぶカラフルで繊細なケーキは、見ているだけでもワクワクしますね。
はじめましての「クリスマスケーキ」が今の「クリスマスケーキ」になるまでには、きっと色んな歴史があったはず!
というわけで今回は、「クリスマス=ケーキ」が定着した1970年代からのケーキの歴史を、私たちotohana の PIANO meets ... シリーズ(昭和と平成のおしゃれでかわいい曲をこれまでにないアレンジでピアノと融合したシリーズ)とともに振り返ってみます!
それでは!
ケーキでタイムスリップ!レッツゴー!!
1970年代
70年代の幕開けである1970年は、「外食元年」とも言われます。
70年代に日本に生まれた外食産業は多く、マクドナルドやケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナツやサーティーワンアイスクリームなどのファストフード、すかいらーくやデニーズなどのファミリーレストランの1号店がそれぞれ誕生しました。
コンビニの24時間営業が始まったのもこの時代。
『an・an』『non-no』といった女性誌が創刊され、「アンノン族」が流行を引っ張っていったのもこの頃です。
1970年代の出来事
・札幌冬季オリンピック
・上野動物園でパンダ公開
・第一次・第二次オイルショック
PIANO meets 1970年代
グッド・バイ・マイ・ラブ
作曲:平尾昌晃
採譜・編曲:Mika
そんな 70年代に流行したケーキ は ...
チーズケーキ
今では定番ケーキの一つですが、当時はチーズをケーキに使用するということ自体が驚き。
「フィラデルフィア」のクリームチーズ発売や、「モロゾフ」の「デンマーククリームチーズケーキ」などもきっかけとなり、大流行しました。
チーズケーキといえば、「レア」派と「ベイクド」派に二分されますが、70年代は、おうちで手軽に作れる「レア」が人気だったようです。
otohana の二人は、レアもベイクドも大好き。どちらか一つを選べません。
1980年代
80年代は、後半から始まるバブル時代へ向けて、日本が贅沢になっていった時代だと言われます。
トレンドを追うことがおしゃれとされ、高級品や珍しいものがどんどん受け入れられていきました。
海外から新しい食品が次々と取り入れられたり、それまで海外と言えば「欧米」のものばかりだったところに多国籍なエスニック料理が登場したり、激辛ブームがあったり。
クリスマスイブに特別なディナーをいただくことが人気となり、高級店の予約が取りづらくなったのも、この頃。
1980年代の出来事
・ジョン・レノン暗殺
・東京ディズニーランド開園
・昭和から平成に改元
PIANO meets 1980年代
セカンド・ラブ
作曲:来生たかお
採譜・編曲:Mika
そんな 80年代に新たに流行したケーキ は …
アメリカンケーキ
「アメリカンケーキ」とは、クリームやフルーツがたくさんで大きく、デコレーションもサイズもアメリカっぽいということで作られた和製英語。
見た目とは反対に味は甘さ控えめ。
大きいけれど甘すぎず、罪の意識なくケーキを食べられる!と、当時の若い女性を中心に流行しました。
現在もアメリカンケーキを食べられるお店と言えば「イタリアン・トマト」。
今ではおなじみこちらのお店も、この頃に人気となり有名になったのです。
otohana の二人は、アメリカンケーキもよく食べます!
「ケーキの歴史でタイムスリップ」、今回はここまで!!
次回は、1990年代と2000年代以降、そして今年の「クリスマスケーキ」についてお届けします!
お楽しみに♡
・・・otohana de クリスマス・・・
The Christmas Song ザ・クリスマス・ソング
作曲:M.Torme & R.Wells
採譜・編曲:Mika (otohana)
♡リトルプレス『はにほ vol.01 創刊号』
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